運動中にふくらはぎがつる方へ|こむら返りと水分補給の考え方

ランニングやスポーツの途中、あるいは運動を終えたあとに、突然ふくらはぎが硬くなって痛んだ経験はありませんか。
このように筋肉が急に縮んで戻りにくくなる状態は、一般に「こむら返り」と呼ばれます。
汗をかいたときに起こりやすいため、「水分不足だけが原因」と思われがちですが、実際には筋肉の疲労、運動強度、気温、体調、服用している薬など、複数の要因が関係することがあります。
こむら返りが起きたら、まず運動を止めましょう
運動中にふくらはぎがつった場合は、無理に走り続けず、安全な場所で休みましょう。
痛みが強くなければ、膝を伸ばした状態で足首をゆっくり自分の方へ向け、ふくらはぎを穏やかに伸ばします。
反動をつけたり、痛みに耐えて強く引っ張ったりする必要はありません。症状が落ち着いたあとも、すぐに全力運動へ戻るのは避け、その日の運動を終了することも検討してください。
暑い環境では熱中症のサインにも注意
暑い場所で大量に汗をかいたあとに起こる筋肉のけいれんは、熱中症の初期症状である場合があります。
厚生労働省は、熱中症の症状として、めまい、立ちくらみ、手足のしびれ、筋肉のこむら返り、頭痛、吐き気、強いだるさなどを挙げています。
こむら返りだけでなく、ふらつきや気分の悪さを伴う場合は、運動を中止して涼しい場所へ移動し、衣服を緩めて身体を冷やしましょう。
自分で水分を飲めない、意識がはっきりしない、呼びかけへの反応がおかしい場合は、すぐに救急車を要請してください。
水分は運動前から少しずつ補いましょう
運動を始めてから一度に大量の水を飲むのではなく、運動前から少しずつ水分を補うことが大切です。
運動中も休憩を取り、のどが強く渇く前に水分を補給しましょう。暑い環境で長時間運動し、大量に汗をかいた場合は、水分だけでなく失われた塩分への配慮も必要です。
ただし、日常的にスポーツドリンクや経口補水液を多量に飲めばよいというわけではありません。糖分や塩分の摂取量にも関係するため、運動時間、発汗量、持病などに合わせて選ぶことが大切です。
高血圧、心臓病、腎臓病、糖尿病などで治療中の方は、水分や塩分の摂り方を主治医へ確認してください。
水分補給だけで予防できるとは限りません
こむら返りの原因は一つではありません。
運動量を急に増やした、いつもより速いペースで走った、ふくらはぎの筋肉に疲れがたまっている、足首や股関節が動かしにくいなど、身体の使い方が関係することもあります。
予防を考えるときは、次の点も確認してみましょう。
- 運動前に体調を確認する
- 軽い動きから徐々に身体を温める
- 急に運動量や強度を増やさない
- 疲労が強い日は休養を取る
- 運動中もこまめに水分を補給する
- 運動後にふくらはぎだけでなく、足首や股関節の状態も確認する
ストレッチだけに頼るのではなく、関節の動きや筋力、フォーム、練習量を含めて見直すことが大切です。
繰り返す場合は医療機関へ相談を
次のような状態がある場合は、セルフケアだけで済ませず、医療機関へ相談してください。
- 運動をしていないときにも頻繁につる
- 片脚だけに腫れ、赤み、熱感がある
- 痛みが長く続き、歩きにくい
- 脚にしびれや力の入りにくさがある
- 新しい薬を飲み始めてから症状が増えた
- 胸の痛みや息苦しさを伴う
- 意識の異常や強い体調不良がある
特に片脚の急な腫れや痛み、胸痛、息苦しさがある場合は、速やかな受診が必要です。
川崎市宮前区・東有馬で運動時の不調が気になる方へ
川崎市宮前区東有馬のひなた整骨院では、ふくらはぎだけを見るのではなく、足首や股関節の動き、左右の筋力差、運動フォーム、練習量なども確認します。
医療機関での検査が必要と考えられる場合は、施術を優先せず受診をご案内します。
運動を行える状態の方には、硬くなっている部分へのセルフケアや、不足している筋力を補うトレーニング、運動量の調整方法をご提案します。
「運動中に何度も脚がつる」「スポーツを続けたいけれど不安」という方は、お気軽にご相談ください。
※本記事は一般的な健康情報であり、個別の診断や治療に代わるものではありません。
