外側上顆炎(テニス肘)

2022.07.29

上腕骨外側上顆炎とは、肘の外側に痛みが現れる疾患で、スポーツのなかではテニスに関連する疾患であることから、「テニス肘」と呼ばれます。ものを持ち上げたり、手をひねったりする動作(雑巾を絞る・蛇口を捻る・フライパンを持つ)を繰り返すことを原因として発症します。上腕骨外側上顆炎を発症すると、痛みの影響から日常生活動作に悪影響が生じることがあります。

原因

肘の外側の硬い骨の部分を「外側上顆」と呼びます。

この外側上顆に付着している3つの筋肉が原因となって起こります。
3つの筋肉とは
手首を伸ばす(上に持ち上げる)働きをする
長橈側手根伸筋
短橈側手根伸筋 指を伸ばす働きをする
総指伸筋です
一般にはこれら①~③のの筋肉の付け根、“腱”という場所が肘の外側で炎症をおこして痛みが起こります。

くり返し手首を伸ばしたり、指をのばしたりする動作を繰り返すことで炎症が起こります。
具体的には
①スポーツなどでの繰り返しの刺激により筋肉が疲労し柔軟性が失われ伸び縮みがうまくいかず筋肉が付着している部分に炎症が起こる。


②職業上での繰り返し動作:料理人で重い鍋を振る、硬いものを包丁で切る、農業で草引きをする、肉体労働で重いものをもって運ぶなど、最近ではパソコンやスマホの使い過ぎなども原因にあげられます。


③加齢に伴う筋肉の質の低下:年齢とともに筋肉の柔軟性が失われ、繰り返しの刺激に弱くなっていくと考えられます。
などがあげられます。

検査方法

痛(押さえると痛みを感じる場所):
肘を軽く曲げ、外側の硬い骨(外側上顆)付近を抑えると痛みを感じます。

Thomsenテスト:手首を上に曲げる力を入れると肘の外側に痛みが走ります。

②Chairテスト:椅子をつかんで持ちあげるような力を入れると肘の外側に痛みが走ります。

③中指伸展テスト:中指に抵抗をかけながら指を伸ばす力を入れると肘の外側に痛みが走ります。

レントゲンでは骨棘(こつきょく)という、腱に引っ張られて生じる骨の棘のような変化がみられることが多いです。

施術方法

外側上顆に付着している3つの筋肉や前腕に付着している筋肉に疲労が溜まり筋肉の滑走がうまくいかず原因となって起こります。
3つの筋肉とは
手首を伸ばす(上に持ち上げる)働きをする
長橈側手根伸筋
短橈側手根伸筋 指を伸ばす働きをする
総指伸筋です

当院では患部(痛みが出ている場所)には超音波ラジオ波を使い硬くなってしまった筋肉を緩め血流を促進させ治癒力を高めます。

患部だけを施術しても中々症状が良くならないケースがございます。何故でしょう???

それは患部には原因がない事が多々あり、患部に負担をかけ続けている犯人がいるからです。

当院ではお身体全体を評価し肩の動き・肩甲骨の動き・背骨の動き様々な関節の動きをチェックしどこの部分が犯人(患部に負担をかけ続けている)なのかを見つけ出し改善する事により痛みが取れるだけではなく再発予防にもつながります。

そのほかにキネシオテーピングサポータといった処置を行い負担を和らげ治りやすい環境作りも心掛けております。

外側上顆炎で困っている方・あなたのお悩みいつでもご相談ください!!お役に立てる事があるかもしれません。お悩みにとことん向き合い全ての方々に「ここの施術を受けて本当に良かった」と心から思っていただける施術と環境作りを目指しております!